ラウンドテーブルセッション

ラウンドテーブルセッション1
5月26日(木)12:30-14:30 Zoom Room B
脂質ナノ粒子製剤の形態・構造分析研究の最前線
オーガナイザー
金沢 貴憲(静岡県立大学)
深水 啓朗(明治薬科大学)
 脂質ナノ粒子製剤(LNP)のsiRNA医薬品やmRNAワクチンが承認され、その威力が証明された今、これまでにないスピードで国内におけるLNPの研究・開発が加速している。また、LNPの品質(形態・構造を含む物性)の違いは、核酸医薬やLNP自身の安定性、体内・細胞内動態や薬理活性に影響を及ぼすと考えられるため、今後さらなる発展が期待されるLNP医薬品開発において、LNP物性の分析技術やシミュレーション技術は、極めて重要な鍵となる。そこで、本RTでは、企業・アカデミアの最前線で行われているLNPの形態・構造研究について、事例を交えて知識を共有し、各技術の特徴や意義について深く議論する場としたい。
AFMやNTAによる脂質ナノ粒子・エクソソームの分析研究
加藤 くみ子 (北里大学)
脂質ナノ粒子を適用したmRNAワクチンの開発研究
丹羽 貴子 (第一三共(株))
分子シミュレーションによるLNPの構造および安定化メカニズムの評価
福澤 薫 (大阪大学)
ラウンドテーブルセッション2
5月26日(木)15:00-17:00 Zoom Room B
小児用製剤は患者に届いているか
オーガナイザー
百 賢二(昭和大学)
安部 和也(小野薬品工業(株))
 近年、小児薬物療法における小児用剤形の重要性が認識され、多くの新規剤形が研究されている。ところが、上市された小児用医薬品が医療機関に採用されずに、粉砕調剤等により成人用製剤から小児用剤形へ変更を行い患者に提供している実態がある。このような背景にはどのような課題があるのだろうか?また、小児用製剤はどのように臨床へ供給されるべきなのであろうか?小児薬物療法の現状を看破し、短期的な方策および長期的な解決法について、知恵を出し合って考えてみたい。
医療ビッグデータを用いた小児用製剤の開発ニーズの探索
百 賢二 (昭和大学)
企業の小児製剤研究開発におけるバリアとその突破策
原田 努 (昭和大学)
新しい調剤方法と“臨床現場製剤”の提案
宮嵜 靖則 (静岡県立大学)
ラウンドテーブルセッション3
5月27日(金)9:00-11:00 Zoom Room B
国産の革新的ワクチン開発における課題と展望
オーガナイザー
鈴木 亮(帝京大学)
森 幹永(富士フイルム(株))
 新型コロナウイルスのパンデミックに対するワクチンが脅威のスピードで承認され、世界中で使用されている。しかし、海外メーカー製が先行し、ワクチン確保の重要性が認識された。現在、この教訓を踏まえ、今後の感染症パンデミックに備えるための国産ワクチン開発が進められている。感染症ワクチンは、健常人に投与されるため有効性とともに安全性が確保されていなければならない。そのため、一般的な医薬品と異なる開発スキームが求められている。これから国産ワクチン開発を加速していくためには、産官学の連携が必要不可欠である。そこで本ラウンドテーブルでは、国産の革新的ワクチン開発における課題と展望について議論する。
"mRNA医薬の規制整備に向けた取り組み"
井上 貴雄 (国立医薬品食品衛生研究所)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するレプリコンワクチンの開発
赤畑 渉 (VLP Therapeutics Japan)
ラウンドテーブルセッション4
5月27日(金)12:30-14:30 Zoom Room B
令和のビジョンで「昭和、平成の薬剤学のレガシー」をぶっ壊す!~令和のグローバル視点で挑む製剤-動態-臨床連携による創薬ブースト~
オーガナイザー
白坂 善之(金沢大学)
上林 敦(アステラス製薬(株))
 現在、1つの医薬品がベンチから市場に出るまでに、約10年の歳月と25億ドル以上の資本投資が必要とされている。この約1/3は創薬段階で発生しているが、創薬段階で見出されたリード化合物の約90%近くが臨床段階に到達できていない。このような創薬力の低下は、特に日本で顕著であり、「昭和、平成の創薬レガシー」という亡霊に取りつかれたままの創薬プロセスに起因しているのかもしれない。
 令和時代では、創薬モダリティの多様化に伴い、多彩な関連技術やパートナーとの連携研究(自社開発と導入・共同開発に対する将来ビジョン)の重要性が世界的に高まりつつある。低分子医薬品もその需要は依然として高く、開発停滞の現状を打破するためにも、前例に囚われない分野横断的な技術革新や新発想が必要である。
 本セッションでは、グローバルに活躍される日本人研究者を招聘し、海外の創薬環境や戦略を引き合いにして、現在の日本の創薬が有する強み/弱みと製剤-動態-臨床連携による創薬の将来ビジョンについて革新的な議論を行う。
MSDディスカバリーの創薬とその開発
爪 康浩 (MSD)
DMPK Roles in Drug Discovery and Development at Gilead Sciences
石田 和也 (Gilead)
ベーリンガーインゲルハイムのグローバルイノベーション戦略と日本における展開
和田 耕一 (Boehringer Ingelheim)
ラウンドテーブルセッション5
5月28日(土)14:45-16:45 Zoom Room B
トランスポーターを介した薬物相互作用予測の現状―課題と新しいツールの活用
オーガナイザー
吉門 崇(横浜薬科大学)
工藤 敏之(武蔵野大学)
 医薬品開発における薬物相互作用(DDI)の予測は、規制当局によるガイドラインの発出および一定の国際調和から、既に確立したものと思われがちであるが、ガイドラインはあくまで既出のエビデンスに基づき規制当局側が判断できるよう構成されており、実際の医薬品開発においてDDIリスクを正確に予測するために解決すべき課題は未だ多く残っている。本セッションでは、それらの課題の中からトランスポーターを介したDDIに着目し、これから重要性が増すと考えられる3つのトピック「①トランスポーター内在性基質のDDIバイオマーカーとしての活用、②トランスポーターの時間依存的阻害、③腎トランスポーターを介したDDI解析の手法」を中心に、それぞれの領域で研究に取り組まれる演者を集め、ガイドラインの現状から最新の研究状況まで関連付けてお話しいただいた上で、会場の皆様と日頃抱える問題や解決策について膝を突き合わせた議論をしたい。
肝トランスポーターを介した薬物相互作用のバイオマーカーを用いた予測―新しい計算科学に基づいた生理学的薬物速度論モデル構築による予測法の提案
吉門 崇 (横浜薬科大学)
取り込みトランスポーターOATP1B1の時間依存的な阻害のメカニズムに迫る
和泉 沙希 (エーザイ(株))
腎トランスポーターを介した薬物相互作用の定量的予測 〜生理学的薬物速度論モデル解析とmiddle-out approach〜
西山 浩太郎 (日本ベーリンガーインゲルハイム)