Invited Lecture
招待講演
招待講演
5月16日(火) 14:45~15:45
DXによる創薬イノベーション
演者
奥野 恭史
京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻 ビッグデータ医科学分野
座長
山本 浩充
講演者は、ポストコロナ時代の世界のスピードに対峙できる創薬イノベーションとして、AI・シミュレーションによる創薬プロセスの超スマート化を目指し、創薬DXプラットフォームの研究開発に取り組んでいる。例えば、製薬企業数社の化合物データを共有し、化学構造から活性・ADMETを予測するGCN(Graph Convolutional Network)の開発を行っている。また、マルチオミクスなどの実験データ、臨床データなどの多種多様なデータを用いて、患者層別化、サンプル分類、分子メカニズムの解明、バイオマーカー推定、創薬標的分子探索などのAI技術も開発している。本講演では、具体的な事例を示しつつ、創薬におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性や展望について紹介する。