Special Lecture
特別講演
特別講演 1
5月16日(火) 13:45~14:45
低分子・バイオ・幹細胞製造プロセスのデジタル設計
演者
杉山 弘和
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻
座長
柳井 薫雄
製薬産業では、低分子からバイオ、幹細胞へとモダリティが展開し、製造プロセスでも従来にない技術の開発と実装が求められている。多数の選択肢の中から最適なものを迅速に特定するためには、デジタル技術が効果を発揮する。製薬分野、とりわけ新規モダリティの製造プロセスについても、デジタル技術を発展させていく必要がある。講演者は、低分子からバイオ、幹細胞までの様々な製造プロセスを対象に、プロセス設計・運転を支援するためのモデル化・シミュレーション・最適化研究に取り組んできた。最近では、錠剤のワンポット・連続生産のための装置とシステム開発にも着手している。本講演では、最新の研究成果を紹介し、医薬品製造におけるデジタル技術の役割について考える。
特別講演 2
5月17日(水) 11:15~12:15
タンパク質分解技術と創薬
演者
内藤 幹彦
東京大学大学院 薬学系研究科 タンパク質分解創薬社会連携講座
座長
山下 富義
近年、化合物によって細胞内の標的タンパク質を選択的に分解する技術基盤が確立され、創薬研究が世界中で活発に行われている。タンパク質分解を誘導する化合物は大きく2種類に大別される。1つはE3ユビキチンリガーゼに結合してその基質認識能を変化させるE3モジュレーターで、レナリドミド等が知られている。もう一つはPROTAC(Proteolysis Targeting Chimera)、SNIPER(Specific and Nongenetic IAP-dependent Protein Eraser)に代表されるキメラ化合物で、創薬の新しいプラットフォーム技術として注目されている。本講演では、講演者が開発したPROTAC/SNIPER化合物のデータを中心に、タンパク質分解医薬品と従来の創薬モダリティとの比較、基礎研究への応用などについて紹介する。
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